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ダイアフラジン軟膏による脱ステロイド日記


by torauma333
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3年と6ヶ月くらい

もう脱ステし始めた日を忘れてしまったため、タイトルの経過日数は適当です。
たしか10月Eに始めたと思ったので、遠くは外れてないと思います。

経過報告としては以下のような感じです。

・体全体の皮膚が厚くなってきて、とくに顔の皮膚が厚くなり、それに伴い顔の症状がかなり改善してきている
・その経過の中で、小さくて直径5mm、大きいと直径5cmくらいのしこりが顔の周辺や首、肩にできた
・そのしこりはしばらくすると中から膿みがでてきて、そのあと収束する(大きいにきび?)
・毛根のあるところはほとんどの部位で炎症→吹き出物を繰り返す
・まつげまでも毛根まで膿んでいた
・そのエリアはまるで発作のように日に数回激しく痒くなる
・特に髭周辺と首の後ろ、まぶたの腕が酷い
・ただ見た目はかなりよくなった
・首のうしろは相変わらず妙なできものができる
・おそらくまったく毎回同じ毛根にできて、毛根が膿んだり皮脂が溜まったようなものではなく、毛根自身が白い異物に変質し、その上に血の出ない白いかさぶたができる
・それはヘルペスのできるような位置にもできやすく、おそらくヘルペスかそれに似た何かだと思う
・抗ヘルペス剤をそこに塗ると確実に治まる
・医者に聞いてもこの湿疹が何かはわからなかった

これらの症状を分析すると、ステロイドの副作用とはまったく逆のことが起こっていると言えます。

①まずは皮膚が厚くなること。
ステロイドの副作用の一つに肌が薄くなるというのがあります。
ステロイドは角質細胞間をつなぐコルネオデスモゾームと呼ばれる構造体を破壊します。
これにより、皮膚の免疫機能の低下、皮膚萎縮が起こっていると僕は思ってます。
(誰か偉い学者さん証明してください。)

ということは、このコルネオデスモゾームという構造体の回復が脱ステロイドのキーになるはずで、僕の肌はこれが回復してきたため、皮膚が普通の厚さに戻ってきたのだと思います。
その証拠に、今までとは顔に水をつけた感触が全然違います。
水がまるでついていないかのように感じます。

アトピー性皮膚炎 wikiより転載
1990年代に角質層に存在するセラミドという細胞間脂質が少ないという調査報告があり、セラミドの生成に関わる遺伝子が注目された。セラミドは顆粒細胞内で生成されるが、同じく顆粒細胞でケラチンを束ねているフィラグリンというタンパク質の欠陥が判明、原因遺伝子が2006年に特定された。顆粒細胞は代謝により表皮側にせり上がって角質細胞になるが、この際放出されるセラミド量が少ない為、角質は乾燥して隙間が出来易くなる。この隙間から健常者ならば遮断出来る筈の異物に進入され易くなり、抗体が反応して炎症(痒み)となることが2006年までに数度行われた実験によって証明されている。またステロイド外用剤の長期連用は、角質細胞間をつなぐコルネオデスモゾームと呼ばれる構造を破壊することによって、後述するリバウンドの原因となる

②多毛症の改善
ステロイドホルモンにより毛が濃くなるというのは有名なステロイド長期連用の副作用です。
ホルモンと言うのは細胞に緩やかなスパンで信号をあたえ、その機能を発動するもです。
つまり長期連用で毛根に毛を生やす指令を出していて発毛します。
それが脱ステにより指令が出されなくなったということで、その発毛が縮退していくと言うことになります。
僕の場合は、それが毛根が激しく炎症し、化膿し、落ち着いていくというのを繰り返すことで、過度に機能していた毛根が死んだり、機能しなくなっていっている感じがします。
本当に毛が薄くなってきました。
幸いなことに頭髪には影響がないようですw

③ヘルペスのようなできもの
これは前から気になっているものなのですが、やはりヘルペスだと思います。
免疫機能が低下しているのでヘルペスが変な形で発祥しているのだと。
これはすこしづつ改善していこうとおもいます。

ということで徐々に回復してきました。
睡眠時間もだいぶ回復し、普通の生活に戻れてます。

脱ステの大きな流れがこれでつかめてきました。
おそらくステップとしては2段階で

① 長期ステロイド連用の影響からの回復
② 皮膚本来の構造、機能の回復

ではないかと思います。
僕の場合、マイルドクラスのステロイドを15年ほど塗って、
①が2年半
②がそれ以降
なので、ステロイドの強さと塗った期間とで比較すると、脱ステロイドの指標になるかもしれません。
by torauma333 | 2010-04-25 12:07 | diary